■ ID | 350 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 最終処分場覆土におけるメタン酸化細菌群の生態学的評価 |
■ 著者 | 石垣智基
国立環境研究所 澤村啓美 国立環境研究所 山田正人 国立環境研究所 井上雄三 国立環境研究所 小坂井崇 日本大学理工学部 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第13回廃棄物学会研究発表会、平成14年11月29日 |
■ 抄録・要旨 | 廃棄物層で発生したメタンは圧力勾配による移流と濃度勾配による拡散により覆土層を移動するが、大気の浸入する覆土表層においてメタン酸化細菌群(MOBs)の働きにより酸化されることが知られている。従って、処分場安定化や温室効果ガス放出を正確に評価するためには、メタン放出現象だけでなくメタン吸収現象について理解する必要がある。
本研究では、処分場覆土におけるMOBsを対象にした微生物モニタリングの結果、メタン放出に応じてMOB群集は異なる群集構造を示すことが明らかになった。覆土のメタン酸化挙動に対しては、低濃度メタンに対する親和性が大きく影響することが示唆され、好低濃度MOBsモニタリングにより、覆土におけるメタン酸化挙動を評価することが可能であった。また、mmoXおよびpmoADNAをターゲットとしたモニタリングにより、濃度依存性の異なるMOBsの迅速かつ高精度なモニタリングが可能となった。 |
■ キーワード | メタンフラックス、メタン酸化細菌、メタンモノオキシゲナーゼ、DNA |
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